古い腕時計は修理不可能

昔お付き合いしていた人が腕時計のマニアでした。

高級ブランドももちろん好きだったようですが、買える数に限りがあるので、どちらかというと古いセイコーやシチズン、カシオなどの国産の腕時計をよく探していたようです。

だいたいどこの町にも古い時計屋さんというものは存在しているもので、そういう小さな、高齢のおじいちゃんがやっているようなお店を訪ねては、いわゆる掘り出し物を探すのが楽しみだったようです。

中にはマニアの間では結構な高額で取引されるようなものが、意外に安価でお店の隅で埃をかぶっている、なんてこともあり、そういう時は大喜びで購入していました。

そんな彼でしたので、何かプレゼントというと、よく腕時計をくれました。

高いものではなく、スウォッチなどが多かったですが、デザインも可愛いし、嬉しかったのを覚えています。

かなり時間が経ってしまい今動いているものは一つもありませんが、先日思い立ち、、いくつかあったものを専門店に持って行きました。

修理が出来るか尋ねると、古すぎて部品がなく、ダメということでした。

なんだか時計だけでなく、古い恋についても修理不可能と言われたような気がして、複雑な気持ちになりました。